商工会　活用事例

（有）モリヤ
代表取締役　舟山 瑞紀さん

27歳、初めての社長業。総務、人事、経営・・・
わからないことだらけ、でも、コンサルタントは雇えない。
そういう時、商工会に加入していて、助かりました！

有限会社モリヤは精密電子部品の高品質洗浄を得意とする工業用脱脂洗浄委託業者です。1977年の創業以来品質を第一に脱脂洗浄一筋で取り組んできました。私は2019年に27歳で3代目代表取締役として事業を継承しました。
　前職は、全く異なる分野のサラリーマン。突然、8名の社員を抱える会社の社長になった私は、総務、人事、経営・・・わからないことだらけでした。
　その時、就業規則の作成から始め、ホームページ作成、持続化補助金、保険の見直し、工場のIT化、事業承継、等々、様々な分野で商工会の支援を受け、大変助かりました。
　小さな会社では、これら１つ１つでコンサルタントを雇えません。弊社では、商工会をフル活用して、会社を少しづつ改善していっています。

KawaSinモデル
代表　河野 真弥さん

自分で仕事を始めたい！でも何をしていいのか分からない…
商工会に背中を押してもらい、開業することができました！

私は、試作品製造の事業所を経営しています。約12年間に渡って技術を培い、2020年3月に上野原市で開業しました。お客様のニーズにお応えすべく、短納期、高品質にこだわり品物を作っています。
　しかし、開業するまでには何をどうしていいのか分からず、空き工場も見つからない。そこで、とりあえず商工会に行ってみようと妻と二人で思い立ち、「どこかに空き工場はありませんか」と突然訪ねてみました。それを切っ掛けとして、創業計画の作成、資金繰り、その他各種開業の手続きなど様々な支援を受け、開業までスムーズに進めることができました。また、帳簿のつけ方も記帳代行という形でサポートしてもらうことで、気軽に相談でき、間違いも減るので、とても助かっています。
　商工会は信頼性が高く、安心して利用できる。そして、丁寧に親身になって教えてくれ、自分の事のように案じ、相談に乗ってくれる。商工会に出会えて本当に良かったです。

ハシドイ
代表　水越 彩荷さん

商工会と連携して、商店街に創業を生み出す

　私は、電気店の娘として、子供の頃から、上野原の商店街の中で過ごしました。昔は人と人との会話や交流が盛んな活気ある商店街でした。しかし、だんだんと商店街も人通りが少なくなり、寂れていく中で以前の「会話のある街の良さ」を取り戻したいという思いから、中心部にある古い蔵を仲間とともに１年かけて改装し、２０１５年に喫茶店をオープン。大切にしてきたのは、お客様との会話を楽しむこと。店は、私を取り囲むカウンター形式の座席のため、見知らぬお客様同士でも自然と会話が弾み、知り合いになったりします。

　そのような中で、隣町の藤野の住民や移住者らから、上野原でお店を開きたいが場所を紹介してほしいという相談が増えています。そこで、地元ネットワークを生かし、商店街の空き店舗を紹介するようになりました。時には、空き店舗の持ち主との交渉にも立ち会います。そうして、アイスクリーム店、ギャラリー、美容院などが、新たに商店街に誕生することになったのです。　また、相談があれば、商工会にすぐに連絡し、創業計画の作成や補助金の申請支援など経営面のサポートは商工会が担当するなど、商工会と連携した支援体制が出来ています。最近では、居酒屋、洋菓子店の開業相談を商工会につなげました。

　「ハシドイ」の店名は「ムラサキハシドイ」と呼ばれるライラックの花と、花がたくさん集まって咲くという意味の「はしつどい」から付けました。その名のとおり、ハシドイが拠点となり、いろいろな人を結びつけ、新たなお店ができることで、商店街が少しずつですが、元気になってもらいたいと願っています。